男おいどんって 知ってる？

松本零士さんの｢男おいどん」　1971年から1973年

僕が中学から高校生の頃に　読みましたが　単行本で

まとめて読んだのは　上京して　浪人中、荻窪の

三帖一間のアパートに　いたころ。

共同トイレ、風呂なし。

サルマタケも　とりさんも　いなかったけど　おいどんの世界でした。（泣）　

作品中に　生卵を落とした　ラーメンとライスが出てくると　無性に

食べたくなって　中華屋に行ったんだけど　注文したのは　レバニラ定食。

生まれて始めて　食べたんですよー。月に一度の贅沢は　レバニラ定食だった

時期もありましたねー。(´Д⊂ｸﾞｽﾝ

月4万円の仕送りで　家賃込み。テレビもラジオもなくて　音に飢えてました。

つい　次の仕送りまで半月あるのに　仕送りの残り全額を　ラジカセ購入に

使ってしまい　一週間以上　紅茶と砂糖だけで過ごし　歩くのに膝に力が

入らなくなって　飢えのとっかかりまでは行ったのではないかと　思いました。

体重も50Ｋｇを　そのときは切ってたと　記憶してます。

1980年代に　映画化の話があって　主役の　大山昇太を　郷ひろみがやるって

ことになって　松本先生が　首を縦に振らず　話が無くなったそうです。

あのころ　浪人しながら　御茶ノ水の学校にも通ってたんですが　

東京生まれの子は垢抜けちょると　思った、同じクラスのヨーコさんも　

いいおばさんになってるんでしょうねー。（遠い目）